『頸性神経症候群』と診断されて『東京脳神経センター』での治療体験をブログにしました。
この記事は「とにかく首コリがヒドイ!」「心も身体も調子がおかしい。」「原因不明の不調が辛い」「首の治療ってあるの?」という方に向けて書かせていただきました。
Vol.1~Vol.4まであります。文章が長くなりますが、自分自身が体験したことをありのまま書かせていただきました。同じようなお悩みを抱えている方に少しでもお役に立てたらと思います。
ご覧のページはVol.4です。「東京脳神経センターの評判」だけお読みになりたい方は、「東京脳神経センターの評判」へお進みください。
Vo.3からの続きです。
もくじ
治療依存のマインド
この頃、よく自分の中で考えていたことはもしかしたら私の症状は首『だけ』が原因ではないのかもしれない。
もともと虚弱体質気味でストレスに弱く、暑さ寒さ、低気圧、湿度等の環境のストレス、運動や仕事等、身体にかかるストレス等が負担となって色んな不定愁訴が出てるのかもしれない。
またはビミョウな年齢でホルモンバランスの乱れからくる不調なのかもしれない。もしかしたら首が良くなっても様々な不定愁訴は残るのかもしれない…と。
けれども、そう思っていると良くなるものもならなくなると思うので先生が言って下さった「ゼロを目指す!」ことを目標に週1回の鍼治療を続けました。
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ここまでの文章を書いたのは今から8年ほど前です。8年経って補足したいことがあるので書かせていただきます。(2020年03月)
ここから先は8年後に付け足した文章になります。
「ゼロを目指す」この言葉には救われましたが、しかし、治療依存のマインドを作る結果となりました。諸悪の根源は「首」と思っていて、すべての不定愁訴は「首」が原因という思い込みを作ってしまったのです。
「東京脳神経センター」で診察してもらい「すっきりセンター」で低周波の電気治療に通っている時もそうでしたが、諸悪の根源は「首」と思い込むのは本当に空回りすると思います。
首さえ治れば不定愁訴も出なくなると思い込みでしばらく週1の治療が続きました。
人には自然治癒がもともと備わっていると思います。ところが定期的に治療しているとその治る力も弱くなってしまうと思いますし、1週間おきの治療だと「様子見期間」すらないのです。
治療後、少し様子を見て調子が悪いようならまた治療をお願いする…という風にした方が良かったのだと思います。
だんだん治療疲れみたいのも出てきて、先生に「2週間空けたい」ってお願いしても「まだこんなに症状が出ているんだから今は空けるタイミングじゃない」と言われてしまいました。
洗脳されたのは自分の責任ですが、治療依存にさせるよう仕向けられたようにも感じて、結局ここの鍼灸院は突然イヤになり行くのをやめてしまいました。
その後
治療依存のマインドに気付き、突然通っていた鍼治療をやめてしまいましたが、また別の鍼灸院に通い始めました。
やっぱり首の深い筋肉をゆるめるのは、鍼治療が効くような気がします。
現在の治療院はもう7年ぐらい通っています。
現在行っている鍼灸院は、首の状態にもよりますが、調子が良ければ4か月ぐらい空けたり、調子が悪い時は1か月でまた治療してもらったり。その時その時のコンディションによって行く頻度が異なります。
首の調子が悪くなるとまずは様子を見る。数週間症状が続いて、どうしても辛いようなら予約を入れる。 本来はこれぐらいで十分なんだと思います。
7年ぐらいずっと同じ先生に診てもらっているのですが、こちらの先生の良い所は治療依存になるようなことは絶対に言わないし、むしろ少し突き放す感じなのです。
「2週間後にまた来てください」や「あまり空けるとまたひどくなっちゃうから間隔空けずに来てください」などは絶対に言いません。
この8年、ずっと首の症状と不定愁訴も続いていますが、でもよい時と悪い時を繰り返している感じです。よく言いますが「症状とうまく付き合う」。もうこれしかありません。
30代前半に色々と症状が出始めて、それまでは首が痛いとか不定愁訴とか無縁でした。
だからこそ、「元の状態」に戻れると信じていたのです。この信じる気持ちは決して悪いことではありませんが、治りたいという気持ちがかえって空回りしてしまったように思います。
人間生きていれば体質だって変わってきますし、年齢とともに身体の変化も当然出てきます。ですから、それを受け入れて 「症状とうまく付き合う」 と言うことが今は出来ているように思います。
うつ消しごはん
いい時と悪い時と繰り返しながら、最近になり「うつ消しごはん」を始めました。
8年前までは「諸悪の根源はすべて首」「首が良くなれば不定愁訴もなくなる」という思い込みがあったということは書かせて頂きました。
ですが今となっては…
首もそうだけど、その他に年齢的な問題、メンタル的なストレス、身体的なストレス、栄養状態と色んな要素が複雑に絡み合って出ている症状なのだということを理解しています。
体調が酷く病院へ行ったら「ストレス」と言われ精神安定剤を飲んでいた頃は、精神的なストレスと肉体的なストレスにより不定愁訴が出ていました。(Vol.1に書かせていただきました)
Vol.1の後半あたりでは、何のストレスもなく毎日楽しく過ごしていたのに謎の体調不良に襲われていました。
これはその当時は理由が全く分からなかったのですが、後になって、通っていたジムでの運動によって首を痛めていた…ということが分かったのです。
交通事故でムチ打ちをやった時も不定愁訴が酷くなりました。
その他、仕事でパソコン作業が長く続くなど、物理的に首を痛めてしまったり負担をかけてしまうと酷い不定愁訴が出てしまいます。
昨年一年、ずっと不調だったのですが、実は昨年も春と秋に運動で首を痛めています。そこへ更年期が重なって余計に酷かったのでは?と自己分析しています。
このようなことから、原因は一つではなくいくつかの要因が複雑に絡みあって様々な症状が出るのだと何年もかけてようやく分かりました。
そして「うつ消しごはん」を始めて、いかに今までが栄養不足だったのかが分かりました。
ここ3年位はわりと肉も卵も食べていましたが、それにしても幼少期からの長年にわたるタンパク質・栄養不足。食べている「つもり」だったのです。
毎日の電気治療、毎週の鍼治療をしていた頃、しっかりと栄養を摂っていたら、もしかしたらあそこまで酷くなかったのかもしれません。まずは栄養をしっかりと摂らないと病気は良くならないのです。
この後、うつ消しごはんの記事へとつながっていきますので、お時間がございましたらご覧ください。
東京脳神経センターの評判
こちらにまとめました
最後に
長年、色んな症状と向き合い、いくつかの病院も行き、いくつかの治療も試してきました。
現在は、たまに鍼治療に行くのとうつ消しごはんの併用でかなり良い状態が続いています。
一番最初に書きましたが、専門の病院が必ずしも良いとは限りません。治療には向き不向きもあると思います。言われることを鵜呑みにするのは危険です。
首の不調や不定愁訴でお悩みの方はたくさんいるかと思います。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。